【ライカ】アポズミクロン50 vs ズミルックス50 外観チェック編

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アポズミクロン
アポズミクロンとズミルックス。ライカの50mm二大巨塔。

購入したら、やりたかったアポズミクロンとズミルックスの比較。

 

ライカの最高峰として人気を分つ、この2本の標準50mmは、どのように違うのでしょうか。第1回の今回は、まずは外観からチェックしていきたいと思います。

 

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ズミルックス50 とアポズミクロン50 比較。鏡胴長

まずは、鏡胴の長さからです。

高さ比較

レンズの長さを比較すると、ズミルックスのほうが長い結果となりました。1cm弱程度でしょうか?

写真で見るアポズミクロンは、もっと短いかと思っていましたが、実際にこうして並べて比較してみると大差ないことが分かります。

ですが、この一見わずかな差が、取回しの差に直結します。

後述いたしますが、レンズは軽くて短いほうが確実に良いです。特に都内に住んでいると、人混みのすれ違い時のストレスが大きく変わります。

 

 

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鏡胴の太さ

鏡胴の太さ

次に鏡胴の、太さ比較です。

レンズの太さですが、やはりF1.4の明るい大口径レンズの分、ズミルックスのほうがレンズが明らかに大きいことがわかります。

それに伴って鏡胴自体も太くなるかと思いきや、根元では両者の差はほとんど見られません。アポズミクロンは先端は細いのですが、根元にいくに連れて太くなります。いかに重厚であるかが分かります。

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重量

次に重さを比較します。

レンズフィルターと、キャップなどは無しの純粋なレンズの重さです。(ズミルックスにはパーマセルテープが巻いてありますので数グラムの誤差はご容赦ください)

 

Summilux M50mm F1.4 ASPH.

ズミルックスは、およそ330グラムです。

 

Apo-Summicron M50mm F2.0

対して、アポズミクロン50mmは、300グラムを切ってきました!

 

たかだか30グラムと思われるかもしれませんが、この30グラムが実に大きいのです。

 

先にお伝えした、レンズ鏡胴長がわずかに短いことで、重心のバランスがボディ側に変わっています。それに加えて30グラムの軽量化が合わさると、首から下げたときに身体が感じる重量が大きく変わります。

ズミルックスよりも、遥かに馴染みます。これは購入前から想定していたとおりでした。

 

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値段

ズミルックスの新品価格52万円に対して、アポズミクロンは105万円。約2倍の差があります。

どちらも所有に対する満足感が高いので、最初に選ぶのであれば、ズミルックスをお勧めします。

いずれ、アポズミクロンが欲しくなりますが…

 

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フォーカシングレバーのトルク

それ以外の差は、フォーカスレバーのトルクのかかり方です。

アポズミクロンのほうが粘り気があり、ずっしり手にかかる重さがあります。スーッというズミルックスに対して、グゥーーと動きます。

個体差によるところもあると思いますが、別の方のブログでもアポズミクロンのほうが重いという記事を読んだことがありましたので、一般的に言える可能性もあると思っています。

咄嗟のフォーカシングはズミルックスのほうが有利です。

 

 

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ルックスの美しさ

これは非常に悩ましい問題です。

ズミルックスの美しさは、ライカレンズ1とも云われますが、個人的にはアポズミクロンもアリです。

甲乙付けづらい問題です。

 

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内蔵フードの作り

フードの機構については、アポズミクロンに分があります。ともにフード内蔵なのですが、ズミルックスはただ前に引き出すだけに対して、アポズミクロンは回転式になっており、より高級感を感じさせます。

引き出し後も、ズミルックスはカタカタするのに対して、アポズミクロンはしっかり一体化しているので評価のポイントです。

 

一体感が高い分、万が一フードを引き出した状態で、正面から何かにぶつかった場合、損傷が大きいのはアポズミクロンだと思います。

 

続いて、光学性能を比較します。

 

つづく。

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