検証① 絞りF2での比較
いかがでしょうか?違い、わかりますか?
特徴的なのは色味です。
一番上のLeica M9は、持ち前のCCDセンサーでかなり独特な色味をしています。若干かすみがかったようにも見えてしまいました。
真ん中のLeica SLはヘリコイドによるものか、周辺減光が一番大きいです。若干マゼンタが、強く紫っぽくも見えます。
最後のLeica M10-Rは、彩度が落ち着いています。淡い色味をしていますね。
まとめると、Leica M9はシアン、Leica SLはマゼンタ、Leica M10-Rはイエロー寄り、そんな感じがします。
描写力に関して、Leica M10-Rが圧倒的か、といわれるとそんなことはなく、Leica SLの発色もきれいです。そして、Leica M9も独特の色味も良いです。
ぶっちゃけ等倍だと色味以外の描写をはっきりと感じることができませんでした。特にスマホで見るとほぼ一緒です。
これは私だけでしょうか(笑)
検証② 絞りF2 拡大編
では、拡大してみるとどうでしょう?
センサーサイズが、1,800万、2,400万、4,000万と異なりますので、ここは違いがでるのではないでしょうか?
同じ拡大域でトリミングしていますが、若干構図が違うのはご容赦ください。
Lightroomの表記で、130%拡大です。
Leica M10-RとLeica SL
うーん。解像度違いよりむしろ、彩度の違いが目を惹きました。
Leica M10-Rは赤が朱色のような写りをしています。全体的に淡白な印象です。コントラストも薄めです。
対して、はっきりくっきり描写したのはLeica SLでした。描写思想の違いが出ています。より写実的なのは、Leica SLかもしれません。
ただし、背景の葉っぱに注目するとグラデーションの差が感じられます。より階調豊かなのはLeica M10-Rですね。
Leica M10-RとLeica M9
こちらは明確に違いが出ています。
薄味のLeica M10-Rと、こってりのLeica M9ですね。
Leica M9は彩度が高く、そしてベタッと塗られている印象です。色えんぴつとペンキのような差を感じます。流石にセンサーの画素数が2倍以上違うため描写力という点でも差が出ているような気がします。
同じく背景に注目すると、ボケの階調がLeica M10-Rのほうが豊かです。綺麗なボケを感じます。
Leica SLとLeica M9
念の為、SLとLeica M9でも比較をおいておきます。
右のLeica M9の色味が特徴的すぎますね。Leica M9に目が奪われてしまい、記事を書きながら、Leica SLとLeica M10-Rがどっちか迷子になる場面が何度かありました(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の検証だけで結論を出すのは、時期尚早と思いました。
Leica M10-Rが圧倒的に良いかというとそうではなく、Leica SLとLeica M9にもそれぞれの良さがあるように思います。
ボケ味では、Leica M10-Rが一段上回った感じでしょうか?これが立体感につながっているのでしょうか。
他にもいろいろと検証を続けていきたいと思います。
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