ほとんど真っ暗なローキー写真です。
ローキー写真が復活します。
一見、黒つぶれしてしまったように見えるこちら写真ですが、
これをLightroomを使って、RAWデータからシャドウを持ち上げてあげると・・・
このとおり見事に、色情報が復活しました!
なんと緑の木が生えていたのですね。全く見えませんでした。
次はこちらです。
神田明神を正面のアングルで撮った写真ですが、このとおりなんだかキワドい写真です。
こちらもLightroomを使って補正してみましょう。
RAWでシャドウを持ち上げてあげると・・・
なんとびっくり!
ここまで復活します。こんなにもきれいな色をしていたんですね。
まあ、さすがにISO 3200だと空のあたりにノイズが乗ってきますね。(Lightroomではノイズ除去に関する補正はしていない状態です)
これだと作品としては、やや明るすぎてしまうので、露光量など微調整します。
いかがでしょうか?
落ち着いた感じになりました。
このように後からいじれるのはとても嬉しいです。作品としての完成度も上がったのではないでしょうか。
なお、
別ショットですが、モノクロ作品も仕上げてみました。
モノクロでも階調がきれいですね。基本ライカは暗部耐性が高いので、露出補正をマイナス0.3~0.6あたりで運用されている方が多いと思いますが、このように後からいかようにも調整・加工できてしまいます。
実際に使っていて、ああ、復活して助かった〜と思ったことが何度もあります。
これもライカの魅力ですよね。
続いてはこちらの写真。
ハイキー
今度は、日中にF2.0の絞り開放で撮ったため、ややハイキーになってしまった写真です。
今度はハイライト側を下げていきます。
いかがでしょうか?
青空と、浮かぶ雲との境界線がしっかりと戻ってきました。
そして加えて、中心部あたりの看板も、ホワイトとグレーのツートンカラーであったことが判明しました。暗部耐性だけでなく、白飛びにも対応できてしまうのは正直驚きです。
とはいえ、
ハイキー気味で使うことはリスクが大きいと思いますので、基本的に使うときには、露出補正はマイナス気味がよいでしょう。
まとめ。M10-Rはローキーもハイキーも調整できる万能カメラだった
いかがでしたでしょうか。
Leica M10-Rになって、あきらかなセンサーの進化を感じます。時代の変化はすさまじいですね。
撮れる写真の幅が広がるということは、思い出を最高の形で残すということに繋がります。ぜひこのLeica M10-Rで最高の写真を撮ってみてください。
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