ズマロン前期型は、現代ライカの最強スナップシューターだった。

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Leica M10
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Summaron L3.5cm F3.5の基本情報

ズマロン 35mm F3.5 前期型。フィルム時代のオールドレンズです。

開放F値は3.5と、決して明るいレンズではありませんが、とても薄くて、とても軽量で、コンパクトなレンズです。

薄さと軽量さは、35mmエルマーには及びませんが、同じように軽快なスナップが可能です。ちなみに近年値上がりを続けるエルマーよりも安く、手に入れやすいレンズです。

ズマロン前期型の装着イメージ。とてもコンパクト。

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その軽さは正義。ファインダー不要の究極のスナップカメラへ。

軽さは正義とよくいったものです。

Summaron L3.5cm F3.5を使う理由はそれだけではありません。無限遠の軽快さが相まって、最強のスナップシューターとなります。

絞り値「F8」。焦点距離を「無限遠∞」。

この設定とすることで、2.5メートルあたりから無限遠までピントが合うため、いわゆるパンフォーカスレンズとして使えます。ファインダーを覗かずパシパシとシャッターを切っていく。軽快なスナップカメラに早変わりです。さながらRICOH GRのよう。

ボディ側の設定は、シャッタースピード、ISOはオートに。

常用シャッタースピードは、低速1/125秒。ISOは6400程度。ISO感度の進化により、夕方付近までF8のショットを繰り出せます。

Summaron L3.5cm F3.5

Summaron L3.5cm F3.5

Summaron L3.5cm F3.5

日が傾いて、夕空と建物のコントラストが強くでるような時間帯でもこのとおり。すべてノーファインダーで撮影しています。すべて撮って出しですが、Lightroomで調整するとシャドウは復活します。ライカのフルサイズセンサーの恩恵を授かっています。

ポケットから、さっと取り出して、スナップする。後から補正が効くので、深く考えずにガシガシシャッターを切っていけるという軽快さが嬉しいポイントです。

Leica M10-RとSummaron L3.5cm F3.5の時代を超えた組み合わせは、現代の最強のスナップシューターと言えるかもしれません。

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