2022年の八重桜を撮るのに持ち出したのは、ライカと中判フィルムのHASSELBLADでした。
ライカは、Leica M9とLeica M10-R。
レンズは、柔らかい花の質感や、光を表現したかったので、Summilux M50mm F1.4 ASPH.
現行のズミルックスです。
今回はまず、Leica M10-Rを使ったショットをご紹介します。

空の青と、白い雲。そして、桜のほのかなピンクの組み合わせ。
今年の桜は、晴天に恵まれず、どこか雲のかかったショットばかりとなりました。しかし、空のヌケ感とても綺麗です。構図を決めたら、手前の枝にピントを合わせ、背景の桜と空はボカした1枚です。
この後同じ構図で、無限遠ピントも撮っています。

少し寄りのショットで。手前の枝で構図を合わせ、主役にしています。Summilux M50mm F1.4 ASPH.は、やわらかなボケが美しいですね。
被写体が桜の場合、最短距離で開放にすると、背景がボケボケでなんだか良くわからない写真になってしまうので、構図を決めたら、F2.8〜4程度に少し絞るのがおすすめです。僕も、開放>F4>F8と、同じ構図で絞りを変えて、残すようにしています。

こちらは絞りF8です。
なるべく全体にピントが来るようにしています。絞るとSummilux M50mm F1.4 ASPH.は本当によく写ります。
次はLightroomで加工
この日の撮影は、RAW+JPEGで。
LightroomClassicで、彩度を少し加工してみました。



いかにもノスタルジックな色合いになりました。
さくらゼリーや、さくら餅を想起するような色味ですね。ドラマやアニメのワンシーンのようです。

最後のこちらのショットは、桜の儚さを表現してみました。

桜を撮るのは難しいですね。
それよりも初春の風に吹かれながら、ライカを片手に散歩をするという時間がとても有意義な気がします。四季のある日本、最高です。
Leica M9のショットは、次回に続きます。
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