【徹底検証②】ライカデジタルシリーズの色味を比較してみた[花]編

アポズミクロン
アポズミクロンデジタルライカ
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前回に引き続き、ライカの機種ごとの違い徹底検証ということでお送りしています。

今回は検証の第二弾ということで、お花の「赤色」をテーマに検証をしていきます。比較検証する機種は前回に引き続き、Leica M8、M9、Leica M10-R、Leica SLのデジタルライカ4機種+iPhone Xs MAXと初代RICOH GRです。レンズは、Apo-Summicron M50mm F2.0を使用しています。第一弾の検証は、屋内のグリーンで行っていますので、まだの方はこちらから御覧ください。

さて、恒例のサムネイル画像クイズです。TOPのサムネイル画像は、どの機種で撮られたものでしょうか。答えは、記事文末で。

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検証の最初は、すべての基準となる iPhone XS MAX

iPhone XS MAX

今回検証する被写体がこちら。ニコライバーグマンの高級プリザーブドフラワーです。ピンクや赤の色味が特徴で、花ごとに少しずつトーンが違います。いかにも差がでそうなアレンジメント、果たしてライカはどのような表現をするのでしょうか。また、撮影環境ですが、第一弾と全く同じシチュエーション・時間に撮影をしています。背景の壁の白色の表現にもご注目ください。

設定による誤差を極力無くすために、ライカの4機種はすべて以下の条件に統一しています。

  • カメラ内 JPEG撮って出し(RAW無し)
  • lightroom現像は、コピーライト挿入のみ
  • レンズ Apo-Summicron M50mm F2.0
  • 絞りF値 開放 F2
  • ISO 200(旧機種は設定に無いためISO 160)
  • シャッタースピード 1/60
  • 手持ち撮影
  • 撮影距離 最短70cm
  • ホワイトバランス AUTO
  • 露出補正 ±0

それでは、第二弾の検証スタートです。

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まずは、Leica M10-R

Leica M10-R Apo-Summicron M50mm F2.0

ザ・ノスタルジック。iPhone と比べてかなり色っぽい仕上がりになりました。全体的にかなり暖色に寄っています。背景の壁の白は、白というよりもはやベージュです。オートホワイトバランスのアレンジが効いている感じです。花の花びらひとつひとつまで繊細に描写しています。赤やピンクの発色もきれいで、微妙なトーンの違いもきれいに出ています。ひとつひとつのトーンの違いを感じやすいものになっていますね。

Jpeg撮って出しで、かなりライカ色にアレンジされた描写となりました。古いアルバムに登場するかのような仕上がりです。

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2つ目は、Leica M9

Leica M9 Apo-Summicron M50mm F2.0

続いてLeica M9です。明らかに全体の印象から、Leica M10-Rと異なっていますよね。ちょっとアンダーです。色温度が寒色に出ています。特徴的なのは、お花の発色がとても綺麗ということ。先のLeica M10-Rよりもこちらのほうが好みです。Leica M10-Rが記憶の中のお花のようなノスタルジックな色調でしたが、Leica M9で撮ったこちらは現実世界の花のような感じを受けました。鮮やかさを感じます。

その分個々の花びらのトーンが識別しづらくも感じます。

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続いて、Leica M8

Leica M8 Apo-Summicron M50mm F2.0

続きまして、Leica M8です。Leica M10-RとLeica M9のちょうど中間くらい・・なんだけど、M10-Rに似た雰囲気という表現が適切でしょうか。ややアンダー気味です。第一弾でご紹介したグリーンのときはすごく良さげな雰囲気でしたが、お花の赤やピンクや白は、苦手かもしれません。なんだかくすんだような色味になってしまいました。このお花からは、ちょっと鮮やかさや、新鮮さを感じられないかもしれません(プリザーブドフラワーですが)。

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最後は、Leica SL

Leica SL Apo-Summicron M50mm F2.0

Leica SL(typ601)はまた一味違います。とてもクリアで鮮明な写りです。すこし露出オーバー気味ともいえますでしょうか。少し寒色寄りで淡白な描写は健在です。白色が、どれよりも白色に発色。鮮やかです。また花びら一つひとつの絶妙な色味やトーンの違いといったものがはっきりと伝わってきます。その一方、写りすぎてしまっているのか、最も造花感が伝わって来る気がしました。撮って出しで良い雰囲気の作品に仕上がるM型デジタルライカに比べて、ミラーレス一眼のSL(typ601)は極めて現実に近い、見たままの描写をするように感じます。艶めかしさや色っぽさはあまりなく、素直に見た被写体を表現してくれるといえるでしょう。この辺り、被写体や内容によって使い分けとなるでしょう。

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Ricoh GR

GR(APS-C初代)

最後はおまけのGRです。画角によるものもおそらくありそうですが、さらに人工物感が伝わってきますね。見るからに手前のお花がパサパサしているのが分かります。またAPS-Cセンサーのためでしょうか。お花の微妙な色合いやトーンの違いが、わからなくなっています。

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検証結果 まとめ

最後に通しで、一気観。

Leica M10-R Apo-Summicron M50mm F2.0
Leica M9 Apo-Summicron M50mm F2.0
Leica M8 Apo-Summicron M50mm F2.0
Leica SL Apo-Summicron M50mm F2.0

花の赤やピンクより、全体のトンマナが大きく異なる検証結果となりました。Leica M9は鮮やかですが、花のトーンが分かりづらいものだったり、Leica M10-Rはそこに一つの作品ができあがったような雰囲気だったりと、機種ごとのキャラクター・個性の違いがはっきりと見えた結果となりました。また、背景の壁紙の白色の表現が全然ちがうものに。このあたり、機種の特性を踏まえて、しっかりとホワイトバランスを調整して上げる必要がありそうです。

以上です。

引き続き、また違った被写体で検証を行っていきたいと思います。

今回のサムネイル画像クイズの答えは、「Leica M8」のものでした。

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