【レビュー】禁断比較!バリオ・エルマリートSL 24-90mmと、シグマ24-70mm【描写編②】

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VARIO-ELMARIT-SL 24-90mm

さて、前回の記事に引き続き、第二弾をお送りします。

VARIO-ELMARIT-SL f2.8-4/24-90mm ASPH.SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artの検証です。

この2つのレンズを比較することによって、ライカの24−90mm、24−70mmを比較できるのではないかという裏テーマがあります。詳しくは、前回の記事をご参照ください。

 

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今回の被写体

今回検証する被写体はこちらです。

ISO80、シャッタースピード1/125、絞り値F8、焦点距離50mmにて、サボテンと空を撮ってみました。

空の色と、緑色の出方を検証するという意味合いと、サボテン表面のざらざらという質感、そして、光の明暗部のコントラストを検証してみたいと思います。

 

さて、どちらがどちらか、分かりますでしょうか。

 

 

VARIO-ELMARIT-SL f2.8-4/24-90mm ASPH.

VARIO-ELMARIT-SL f2.8-4/24-90mm ASPH._1-125s_80

SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art_1-125s_80

 

こちらが両者の等倍写真です。

まず、着目すべきは全体の色合い。

上のライカ バリオ・エルマリート24−90のほうが色彩豊か、かつ鮮やかです。下のシグマのほうが全体的にワントーン落ちた色味。シャドウが強くでて、ややくすんだ印象を感じます。

特に、中央部のサボテンの葉。ちょうど日陰が落ちている部分ですが、下のシグマの描写のほうが、はっきりと描写しています。境界線の線も、はっきりくっきり出ている印象です。

 

 

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拡大して比較(中央部)

さらに、中央部を拡大してみました。

上:VARIO-ELMARIT-SL f2.8-4/24-90mm ASPH.、下:SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

いかがでしょうか。

下のシグマのほうがコントラストが強いですね。はっきり、力強い描写を感じます。

 

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拡大比較(右下部)

右下を拡大してみます。

どうでしょう。かなりはっきりと違いがお分かりになるんではないでしょうか。

上:VARIO-ELMARIT-SL f2.8-4/24-90mm ASPH.、下:SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

  

上のライカ バリオ・エルマリート24−90は、サボテンの表面が柔らかいのに対して、下のシグマは濃く表現されています。

また、背部のボケ感もシグマはがさがさしています。

 

 

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拡大(右上部)

最後に右上部を拡大してみます。

上:VARIO-ELMARIT-SL f2.8-4/24-90mm ASPH.、下:SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

全体的にボケている箇所の比較ですが、ボケ感どうでしょう。

これは一目瞭然で、下のシグマは全体的に黒くくすんでしまっている印象ですね。

 

 

 

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検証結果

・VARIO-ELMARIT-SL f2.8-4/24-90mm ASPH.は発色がよく、中間階調が美しい。Mレンズのような、繊細な描写が得られる。

・SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artのほうが、コントラストが強く、シャドウに転びやすい。また線が濃く、ぱきっとした印象を与える。

なんとなく、この2本のレンズ傾向が、分かってきた気がします。

 

 

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