【必読書】アサヒカメラの休刊直前の「フィルム特集」が、とんでもなく完成されすぎている件。

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フィルムライカ

 

アサヒカメラ、ご存知でしょうか。

朝日新聞出版社より発刊されていたカメラ月刊誌です。

2020年の7月号をもって、惜しまれつつも94年の歴史に幕を閉じた伝説的なカメラ雑誌。それが、アサヒカメラです。

 

この休刊直前にあたる2020年6月号。とある特集が組まれていたのをご存知でしょうか?

 

それが「いまこそ、フィルム」という特集です。

 

これはなんと当時販売されていたモノクロ、カラーをあわせた68本のフィルムを、同一環境下で撮り比べたというとんでもない企画です。

ウェブサイトで、フィルムを比較しているものは見ますが、アサヒカメラの当該特集は、規模と数が桁違いです。好き/嫌いのバイアスや、メーカーへの忖度なしで、比較検証しているという点では、2023年時点で、唯一無二だと思います。

私も未だにフィルム購入を迷ったときに、描写の参考にしています。

 

ところで、68本のフィルムの比較検証となると、フィルムの確保〜スタジオ撮影〜現像と、相応の予算がかかっていることと思われます。休刊直前の雑誌がよくぞやってくれました。

これはあくまでも想像ですが、雑誌として存続は困難だけれども、フィルムという文化を後世に残すために、最後の最後まで自分たちの使命を貫いたということなのではないでしょうか。

そう思いを馳せると涙が出ます。

 

雑誌を入手するのは難しいかもしれませんが、Kindleでリリースされています。

まだ読んでいらっしゃらない方は、Kindleで読んでみてください。

きっと新たな発見があるはずです。

 

 

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