今日は、Leica M8を持ち出して歩いています。
レンズは最近購入した「Noctilux 50mm f1.0」です。東京都内をスナップしてきました。
東京の河とサーフェス
都会をスナップというと、街の全景を含めたスナップであり、そこには行き交う人や暮らす人々を、コミュニティを形成する一員と捉えてシャッターを押すことが多いですが、今回は一切の人を排除し、無機質な街風景という形で東京を表現してきました。


渋谷川の水面に、都会の色彩を感じます。それは一見すると自然風景のようでありながらも、人が作り出した人為的な色彩と、捉えることもできます。
また一方で、人間が作り出したはずの超高層ビル群と街路樹を、ライカM8とNoctilux 50mm f1.0の約66mm換算の中望遠で捉えると、それは人為的でありながら、自然に存在する河の水面の表面を捉えたかのようなテキスチャーとも感じる不思議な感覚を覚えます。
都会に空を感じる

東京の道の両端にはオフィスビルやマンションが敷き詰められ、歩いているとまるで空が小さくなった錯覚を覚えます。ホワイトとブラックの合間から垣間見える、つかの間の空を収めました。

東京をスナップすると色彩の豊かさに驚嘆することがあります。歩道に敷き詰められたブロックもまさにその一端。直線と曲線が織りなすテキスチャーは引いて見ることにより、アーティスティックにすら見えてきます。ここに差し込む夕方の光は、わずかに覗く東京の空を感じさせます。
ライカで東京スナップのすすめ

本日の装備がこちら。Leica M8とNoctilux 50mm f1.0です。東京の街中を一眼レフを構えて練り歩くのもよいですが、M型ライカは目立たず、軽やかにスナップできるのでおすすめです。
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