1年前、愛用していたライカM9を手放し、憧れのフィルムカメラ「ライカM4ブラックペイント」を手に入れました。クラシックなデザインとフィルムの独特な撮影体験は、やはり特別なものでした。しかし、再びデジタルカメラへの魅力を感じ、ライカM9-Pを購入することにしました。ここでは、その経緯と新しいカメラの魅力についてお話しします。
ライカM9を手放した理由
ライカM9を手放したのは、フィルムカメラ「ライカM4ブラックペイント」を購入するためでした。M4ブラックペイントは、その美しいブラックペイント仕上げとシンプルな操作性が魅力で、長年憧れていたカメラです。この後、私のブラックペイント熱は一気に高まり、M2ブラックペイント、ズミクロン50mm ブラックペイントと数百万円のボディとレンズを購入していくことになりました。
ライカM9-Pを購入した理由
1年が経ち、再びライカのデジタルカメラに魅了されました。M10-P ReporterやLeica SL601などを立て続けに購入しましたが、特にライカM9-Pを選んだ理由は以下の通りです。
- ヴィンテージライカの魅力: 私の愛用しているヴィンテージライカ「M2ブラックペイント」と似た見た目が、M9-Pの大きな魅力でした。特に、ライカのロゴ赤バッジがなく、採光窓が特徴的です。この2台を並べる楽しみが増えました。
- ブラックペイントボディのエイジング: ライカM9-Pのブラックペイントボディは、使い込むほどにペイントが剥がれ、下地の真鍮が露出していきます。このエイジング過程は、カメラを「育てる」楽しみを与えてくれます。
- コダック製CCDセンサー: ライカM9-Pにはコダック製のCCDセンサーが搭載されています。過去に撮影した写真を見返すと、このセンサーの描写力に改めて心を打たれました。色再現性やフィルムライクな質感は、他のデジタルカメラでは得られない特別なものです。
- Summilux M35mm f1.4 Steel Rimとの相性: 私の愛用レンズであるSummilux M35mm f1.4 Steel Rimとの相性も抜群です。このレンズとの組み合わせで、最高の描写を楽しむことができます。

ライカM9-Pの魅力
ライカM9-Pを手にしてから、再びCCDデジタルライカの楽しさを満喫しています。特に以下の点が魅力的です。
- ブラックペイントの美しさ: 新品の美しいブラックペイントボディは、使い込むうちにペイントが剥がれ、真鍮が露出することで独特の味わいが生まれます。この経年変化は、ライカならではの魅力です。
- コダック製CCDセンサー: このセンサーが生み出す写真は、他のデジタルカメラでは味わえない独特の質感を持っています。色の深みやシャドウの表現力は、まるでフィルム写真のようです。
- Summilux M35mm f1.4 Steel Rimとの相性: このレンズとの組み合わせは、特にポートレートやストリートフォトグラフィーで、その実力を発揮します。
ライカM9-Pのスペック
ライカM9-Pのスペックについても触れておきます。
- センサー: 18メガピクセルのフルフレームCCDセンサー(コダック製)
- ISO感度: 常用160から2500
- シャッタースピード: 1/4000秒から32秒
- ディスプレイ: 2.5インチのTFT液晶モニター
- 重量: 約600グラム(バッテリー含む)
まとめ
ライカM9を手放し、フィルムカメラ「ライカM4ブラックペイント」を手に入れた経験は素晴らしいものでしたが、ライカM9-Pの購入により、再びデジタルカメラの魅力を存分に楽しむことができるようになりました。M9-Pは、そのクラシックな美しさと実用性、そしてコダック製CCDセンサーによる魅力的な描写力を兼ね備えた、私にとって理想的なカメラです。今後は、このカメラを愛機として常に使っていきたいと思います。
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