2019年夏に撮影。
出張で訪れたのは、愛媛県。初めての四国上陸だ。
35年生きてて初めての経験。(ちなみに九州はまだ行ったことがない・・)
このときはまだ、50mmのレンズは充実してなくて、35mmのSummicron 35mm F2.0 A.S.P.Hを常時セットしていた。ボディも今は手放してしまった無印M10。
スーツケース片手に市内を巡ったのだが、どこも画になるスポットばかり。
市街はなんでも揃い、ちょっと中心街から離れると観光スポットや温泉街に容易にアクセスできる。本州から隔たれた島国であるからこそ、エリア内で全てが完結できてしまう。
都市生活の利便性と、自然の癒やしを両立できる。とても魅力的な街であった。

松山市内を走る路面電車。

電車に揺られて、数分で有名な道後温泉郷へ。
駅舎が昭和を感じさせるノスタルジック。
ここにもいるのかスターバックス。


道後温泉。
入り口正面から。
もう少し広角で撮りたいなーと思ったけど、35ミリだとこれが限界。コロナ前ということもあって、これ以上引くと他の観光客の方が入ってしまうギリギリの距離感。
愛媛の道後温泉といえば、兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉と並び評される日本三古湯のひとつ(Wiki)。あとから知ったのだが、万葉集にも登場するらしい。他の2つは行ったことがないけれど、その一角に来れてとても嬉しい。
このときも保全工事が続けられていて、営業しているのは一部の「神の湯」というところのみ。
入り口もぐるっと裏側まで回ったところにあって、休憩所なんかも一切なし。小さな脱衣所と、浴槽1つのみという簡易な構造だった。

愛媛といえば、みかん。
こんなに大量のみかんジュースを始めて見た。
人生いろいろ、ね。

続いて、一番の名所「松山城」。2020年度日本の城ランキングで、第三位にも輝いた。
標高132メートルの勝山の山頂に本丸があり、山頂まではリフトかロープウェイを使って登る。当時と違って、とても快適。
上の写真は城を築いた加藤嘉明像。リフト乗り場の入り口に鎮座している。
こういう金属の質感はライカで撮ると映える。

本丸は広大な敷地が広がっており、登城もできる。
中は巨大なアスレチックのように入り組んでいる。途中途中に急勾配のはしごなどあり、踏み外すととても危ない。

景色は圧巻。市内が一望できる。まさに城下町。
現代と江戸時代が交錯するなんとも魅力的な都市。
ライカ1台とレンズ1本あれば、とても良い旅ができること間違いなし。
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