M4BPとノクチと、モノクロネガフィルムで撮る日本の夏

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Leica M4ブラックペイント

フィルムカメラを片手に夏の旅行。現像したフィルムが仕上がりました。

M4ブラックペイントに、先日導入したばかりの「Noctilux 50mm f1.0」を装着してとある山間の集落を撮影してきました。

フィルムはFUJI 「ACROS 100」の旧バージョンです。 

 

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M4 ブラックペイントにモノクロフィルムを詰めて旅へ出かける

久方ぶりのモノクロフィルム。普段使うデジタルカメラとは意識が変わり、フィルムを使うときは背筋がピンと正されるような気持ちになります。モノクロフィルムではカラーを表現できないため、色彩というより、光の明暗に意識が向くようになります。

 

ブラックペイントのライカで撮った夏の思い出の1ページをご紹介します。

 

緑生い茂る夕景ですが、モノクロフィルムで撮るとまた見え方が変わります。緑の木々のなかにも、美しい明暗のグラデーションがあることが分かります。ライカの「Noctilux 50mm f1.0」この光の差異をきれいに写し取ってくれています。

  

車の中からの一枚。一本道の先に広がる集落の全景と山々を収めた写真です。

間違いなく2023年の夏を撮影したものですが、現代なのか?と錯覚してしまうような不思議な懐かしさを覚えます。これがライカとモノクロフィルムで撮る魅力のひとつです。

 

 

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今と昔を錯覚するあいまいなモノクロ描写

絵に書いたような日本の田園風景を「Noctilux 50mm f1.0」で収めました。手前に広がる田んぼと、遠くに広がる雲。雲はコントラストの階調がとても美しい。

現像プロセスは、フィルムをエプソンのスキャナーを使って自宅でPCに取り込み、それをLightroomで現像しています。PC上で露出やコントラストの調整を行っています。

  

  

フィルムライカだけを持って、旅に出かけるのは良いです。感覚が研ぎ澄まされ、一枚一枚を大切にシャッターを押していく、とても印象深い旅になりました。

おそらく使用期限切れのモノクロフィルムでしたが、描写性能の衰えを感じさせないくらいに描写してくれました。

 

日中メインだったため今回はやや絞っての撮影となりました。1/1000シャッターまでしか無いフィルムでは、NDフィルターが必須です。ノクチルックスf1の世界を体験するには、やはり日暮れ〜夜でしょう。

次回は、フィルムの開放撮影に挑戦したいです。

 

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