Leica M6と、Noctilux-M 50mm f1.0
1987年の同年代コンビに、フィルムを詰めて、夜スナップをしてきました。
使ったフィルムは、VIBE 800というISO800のフィルムです。もともと映画用タングステンタイプだったものを、写真用現像できるようにしたフィルムということです。27枚撮りと公表されていますが、実際には24-25枚程度で撮れなくなります。
(2024年の初頭にはアマゾンでも取り扱いがありましたが、記事公開時点では無くなっています)
ISO 800とノクチルックスf1.0で夜も無双へ
フィルムでの夜間撮影。諦めていませんか。
VIBEの高感度ISO800と、ノクチルックスの開放f1.0あれば、夜間でもなんと「1/15〜1/125秒」くらいのシャッタースピードで、手持ちスナップができてしまうんです。
まずはこちらを見てください。調整ナシでこの明るさ。
くっきりと渋谷109が映し出されています。
お気づきのように、ネオンライトやLEDのような光源があると滲みます。
これはノクチルックスの描写ではなくて、フィルムの特性によるものですね。VIBE 800がこのような描写をします。画作りとして、実にいい”味”になっています。
青色LED。イルミネーションのような光源にアウトフォーカスです。
白と青の玉ボケがとても幻想的。
うっとり。
街灯の赤によく反応して、滲むようです。
これ、手持ちの夜間フィルムスナップですよ。
f1.0のチカラ。街中では、夜間であることをもろともしません。
光量が少ないところでは、1/15秒で。
もちろん手持ちです。
流石に暗すぎて、フォーカスも露出も色々失敗。
何だいこの描写は。
エモくねぇっすか。
ノクチルックスの真価は夜に
夜を意味するノクトだけあって、ノクチルックスの真価は夜に発揮されるようです。
そしてその恩恵は、デジタルではなく「フィルム」でも十分に預かることができるようです。
M6は、露出計内蔵しているので、バシバシ露出も合います。アンダーで撮れないなんてことがないので、撮っていて気分が上がります。
夜間ポートレートもおもしろそうです。
この組み合わせ、おすすめです。
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