クローズアップレンズを使えば、M型ライカでも20cmまで寄れるぞ!

Leica M10
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ライカ好きな皆様には「なにを今更と」そう思われるかもしれないが、かく言う僕も以前はLeica X1を用いて近接撮影に勤しんでいた。X1を売却してしまって以来、手元には当時使っていたφ49mmのクローズアップレンズが、その役割と行き場をなくしたまま残されていた。

ふと思う。

これをM型でも利用できるんじゃないか?

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M型ライカとクローズアップレンズ

まず大前提としてライカのレンズは、φ39mm、φ46mmなど特殊な口径が多い。そのため、既製品のフィルターは使えないと思い込んでいた。

例えば、僕が持っている現行Summicron 35mm F2.0 A.S.P.Hはφ39mmだし、現行Summilux M50mm F1.4 ASPH.はφ46mm。貴婦人ズミルックスはφ43mmである。このように各レンズ口径はバラバラのうえ、いずれも特殊口径である。

既製品でよく見るのは、49、52、55、58、62、67・・いずれもライカのレンズ口径とは異なっているのが数値からもお分かりになるだろう。

そんな折、正月休みで時間もたっぷりあったため、Amazonで調べてみる。すると、ズミクロン35mmのレンズ径φ39mmにピッタリ合うステップアップリングが、ゴロゴロ出てくるじゃないか。これならライカX1の遺品として手元にあった、49mmのクローズアップレンズに合わせることができそうだ。

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39→49mmステップアップリングを購入

そこで購入したのが、こちらのステップアップリング。

肝心の文字が光って見にくいのだが、39→49mmのマルミ製である。

ズミクロン 35mmと、クローズアップレンズに加えて、新入りのステップアップリング。これで役者は揃った。

これをズミクロンに装着。

なんとも不格好になってしまったが・・・

卓上撮影の緊急用として割り切ればギリギリOKだろう。

早速、被写体として、手元のハッセルブラッドを撮ってみた。

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M型ライカでの近接撮影の作例

Leica M10-P+Summicron 35mm F2.0 A.S.P.H

まず、こちらはズミクロン35の通常の最短撮影距離70cm。

いわゆるライカの最短距離。これがライカレンズの最短の限界。

ところが、である・・!

Leica M10-P+Summicron 35mm F2.0 A.S.P.H クローズアップレンズ装着 F2.8

おおおお!寄れるぞ!!

これをクローズアップレンズを取り付けると、ここまで寄ることができる!M型ライカの接写が実現できた!

しかも、このふわっとしたライカレンズ特有の優しいボケも。

ここまで接写できるとぜんぜん迫力が違う!ハッセルかっこいい・・

若干、樽型に歪曲はしてしまっているが、想像していた以上の画の仕上がりに思わず唸ってしまった。

しかも、フォーカスピーキング機能にも対応しており、ジャスピンを合わせることが出来る。

繰り返すが、これはズミクロン35mmだ。

別アングルからのショットも。

Leica M10-P+Summicron 35mm F2.0 A.S.P.H クローズアップレンズ装着 F4

金属の艶めかしい輝きと質感を見事に再現している。

さすがライカレンズというべきか。

正確に計測したわけではないが、被写体からレンズ先端までの距離は約20cm程度。上の作例は最短撮影距離付近で撮影している。これはもしかして、ライカQの最短17cmに肉薄するんじゃないだろうか。

わずか数百円の出費で、ズミクロンのマクロ撮影ができてしまった。恐るべしクローズアップレンズ。物撮り用のカメラなんて不要だ。

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ライカの接写で気をつけるべき2点

一応補足させていただくと、クローズアップレンズを使うには、ライブビュー機能がついているM型ライカが条件になる。ファインダーの二重像でのピント合わせはできない。CMOSセンサー搭載のモデルは、M240かM10の派生機のみとなる。

もちろん、当てずっぽうでやるのであれば、M8、M9でも理論上できないことはないが、おすすめはしない。被写体との距離が近づくため、被写界深度はかなりシビアである。

あと、もう一点は、クローズアップレンズを装着してしまうと、通常のズミクロンの撮影距離の使い方はできなくなる。70cm~無限遠まで、すべての焦点距離でボケてしまって、マクロ距離以外ではピントが合わない。

35mmの画角が50mmとか90mmになるわけではない。単純に近接距離で、ピントがあるようになるということである。

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まとめ

わずかな出費で、ライカレンズをマクロ撮影モードに。フィルターを付けるだけなので、とっても簡単なカスタマイズである。

これを購入して以来、ズミクロン35mmを持ち出す際は、クローズアップレンズとステップアップリングをポケットに入れるようにしている。これでいつでもどこでもテーブルフォトに対応出来るのだ。

まだチャレンジしたことがない方がいれば、是非おすすめしたい。お手持ちのライカの活躍の幅が更に広がること間違いなし。


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