今回は、画像比較の検証企画ということで、ライカの現代デジタル最高峰モデルのLeica M10-Pと、66フォーマットの中判フィルムカメラの雄、ハッセルブラッド500CMの2機種を、同一構図で撮り比べてみた。
本日の装備は、Leica M10-Pには、現代レンズのズミルックス50mm。ハッセルブラッドには定番レンズのプラナー80mm F2.8を装備してみた。
中判フォーマットの80mmは35mm換算で約50mmの標準レンズ。ボケ感も大口径レンズならではとなる。フィルムはエクター100。最高級の中判フォーマットには、世界最高粒度のエクターをチョイスした。
比較1


上がLeica M10-Pで、下がハッセルブラッド。
ライカはすべて標準設定で、Jpeg撮って出し。ハッセルブラッドは新宿のヨドバシカメラでエクター現像をしたデータを店頭でデータ化をお願いした。
ライカのほうが黒の締まりが強く、しっとりとした絵作りができるた。一方の、ハッセルブラッドもコントラストが薄く、それでいて色調が鮮やかな印象。暗部もつぶれているというより、しっかり色情報を持っている。流石中判フォーマット。
比較2


これは同じ画角から狙った構図。
自分の立っている場所もそのままだったが、プラナーの方が気持ち望遠気味になった。
斜めになっているのもご愛敬。
フィルムあるある。
比較3


こちらのショットは全く同じ構図ではないのだが、同じく灯篭を狙ったショット。
金属の質感など、細かなディテールは、さすがにデジタルのM10Pには及ばないものの、色再現性と明暗の発色、かもし出す雰囲気などは、ハッセルのが好きかもしれない。
いかがだっただろうか。
2021年に中判ハッセルブラッド。首から下げているだけでも差別化できる。
いざ、1台もって、街に繰り出すことをお勧めします。
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