Leica M8の描写は独特。そして、こんなに柔らかいライカはない
巷ではLeica M9のCCDのファンが多く(僕もその1人ですが)、その影に隠れてしまい、なかなか話題に上がらないLeica M8。
しかしながらLeica M8こそ、唯一無二の機種ではないかと思っています。
Leica M8に搭載されているセンサーはコダック製CCDです。
Leica M9との違いはセンサーサイズです。どうしてもフルサイズが良い場合にはLeica M9一択となりますが、その差を考慮してもLeica M8の柔らかい描写には、ほかのライカのどれにも再現できない魅力があるといえます。
京都をLeica M8で
緊急事態宣言が出るはるか前。
2018年の京都旅のLeica M8のショットです。この時はLeica M8一本で京都にいきました。
レンズはNOKTON35mm F1.4。ISOがあげられないCCDは必然と1.4クラスの明るいレンズが欲しくなります。
そして、APS-Hのセンサーサイズを考えて35mm単焦点レンズをチョイス。換算47mm程度となります。旅行の風景をおさめるには少し狭く感じる時もありますが、50mm一本と考えて十分許容です。

ノスタルジック。
コダックのフィルムで撮ったかのような、危ういバランス感。これが1030万画素のCCDの世界です。

こちらの写真は、すべてLightroomからRAW現像しています。

ふわふわの絨毯のようですね。
モノクロも良い!

階調豊かなグラーデーション。
金属の質感はLeica独特な艶めかしさを出しています。

M8使いとして有名なセイケトミオ氏は、Leica M8のモノクロ写真を「決まったらMモノクロームよりも良い写りをすることがある」と表現されています。
いかがでしょうか。
この柔らかさ。デジタルとは思えない、まさに唯一無二のライカ。
影は薄いですが、とてもおすすめのライカです。
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