Leica M8とLeica M9。
両者を持ち合わせる立場から、比較写真を挙げてみる。
どちらも横浜を、みなとみらいの大さん橋から撮影したもの。日付や時刻、季節、そして使っているレンズもバラバラ(そんなんで比較になるのか)だが、ほぼ同じ場所から撮った構図で比較させていただきたい。

まずは、Leica M8の描写から。
全体的にふわっと優しい印象。センサー画素数が1030万画素ということと、APSHのセンサーサイズが関係しているのかもしれない。下に挙げるLeica M9の画角と比較すると、同じ35mmレンズでも望遠気味に切り取られている。どこか絵画的。
一方でこちらはLeica M9の作品。

撮影時期が異なるため、レンズもNOKTON M35mm F1.4ではなく、Summicron 35mm ASPH。ボディによる影響なのか、レンズの影響なのかの変数を考慮しきれないが、力強い印象を感じられないだろうか。
JPEG出しを、画像編集ソフトで白黒変換した。
手前のビル群ではなく、雲に露出を合わせている。街並みはシルエットだが黒つぶれはせず、しっかりと色のグラデーションを残している。
Leica M8と比較すると、絵画的なM8に対して、M9のほうがより立体感がある印象を受ける。

こちらはLeica M9の別アングルのショット。
Leica M8と比較すると、コントラスト比が大きい。力強く、躍動感がある、そんな印象。
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