【ライカ】M10-R vs SL/M9 描写テスト③ 自然光編

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Leica M10-R

第3回目の描写テストは、屋外でのショットです。

被写体は引き続き、赤、青、黄、白のコントラストが分かりやすいガンダムに立ってもらいます。背景に観葉植物を配し、ガンダムのカラーリングに無い、緑色の出方を検証します。

 

光源は太陽です。日中(13:00頃)ということもあり、ISOは前回の400から、100へ変更です(Leica M9のみISO160)。

ホワイトバランスはオートにしています。

露出補正は±0。

 

カメラを三脚固定し、すべて同じ位置から撮影しています。

シャッタースピードはオート。絞り値を手動で変えていきます。ピントはガンダムの頭部です。

レンズはもちろんApo-Summicron M50mm F2.0です。Leica SLはマウントアダプターをつけている分、少し画角が拡大気味です。

 

それでは早速、検証行ってみてみましょう。

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Leica M9

絞りF2

L1039099_M9_Leica Apo-Summicron-M 50mm-f2 ASPH._1-350 秒 (f - 2.4)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica M9
F2

 

 

絞りF4

L1039100_M9_Leica Apo-Summicron-M 50mm-f2 ASPH._1-125 秒 (f - 4.8)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica M9
F4

 

 

絞りF8

L1039101_M9_Leica Apo-Summicron-M 50mm-f2 ASPH._1-30 秒 (f - 8.0)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica M9
F8

 

絞りf16

L1039102_M9_Leica Apo-Summicron-M 50mm-f2 ASPH._1-8 秒 (f - 16)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica M9
F16

 

Leica M9は、屋内よりベタッという塗りが特徴的に出ましたね。背景のコンクリートや葉っぱも、シアン寄りの青味がかった色で出ています。

全体的にシャドウが強めのじめっとした、ウェッティな仕上がりになりました。

絞り値F2なんか、ドラマチックですねー

 

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Leica SL 601

絞りF2

L1200724_LEICA SL_N-A_1-400 秒 (f - 2.0)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica SL

 

絞りF4

L1200726_LEICA SL_N-A_1-125 秒 (f - 3.4)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica SL

 

絞りF8

L1200727_LEICA SL_N-A_1-30 秒 (f - 6.8)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica SL
F8

 

絞りF16

L1200728_LEICA SL_N-A_1-8 秒 (f - 14)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica SL
F16

 

次いで、Leica SL 601です。

ひとこと、非常に素直です。三機種のなかで、見た目にもっとも近い色再現を描写しており、とても素直。写実的です。

 

ガンダムの色味、背景の観葉植物、コンクリートどれも見たままの色味です。

F値を絞っていくにつれて、カラッと乾いた色味に仕上がっていくようです。

 

 

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Leica M10-R

絞りF2

R0000297_LEICA M10-R_R-Adapter X1000_1-250 秒 (f - 1.7)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica M10-R

 

絞りF4

R0000298_LEICA M10-R_R-Adapter X1000_1-90 秒 (f - 3.4)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica M10-R

 

絞りF8

R0000299_LEICA M10-R_R-Adapter X1000_1-25 秒 (f - 6.8)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica M10-R
F8

 

絞りF16

R0000300_LEICA M10-R_R-Adapter X1000_1-6 秒 (f - 13)_Apo-Summicron M50mm F2.0, Leica M10-R
F16

 

最後がLeica M10-Rです。

いかがでしょう?Leica SLに、比べて彩度がおとなしい印象を受けます。Leica SLに比べるとライカナイズされた色味ですが、Leica M9ほど味付けがされていない、非常に絶妙なバランスでまとまっています。

SLのとき同様に、絞り値を上げるにつれて、彩度が落ちていき、カラッとした印象になります。

 

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まとめ

現実に近いLeica SL、彩度・コントラストが高めのLeica M9、薄めのLeica M10-Rという特徴は、屋外でも変わらず。

 

このような結果となりました。

 

こうして比べるとライカ マエストロも年代によって、方向性が違うようですね。 

 

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