渋谷の有名な撮影スポットのひとつに、渋谷ヒカリエの展望フロアがあります。
地上11階と、地上から離れすぎていないのと、眼下にスクランブル交差点や渋谷駅を臨むことができるので、ここから望遠レンズで地上を狙うと、日々変化する渋谷の喧騒を俯瞰撮影することができます。

鮮やかな渋谷の街並みを撮影するのに、Leica M9は相性バツグンです。CCDセンサーが織りなす発色は、渋谷のカラフルな色合いを一層引き立ててくれます。
こういうシチュエーションでは、Leica M10-Rとアポズミクロンによる超解像度も面白いですが、あえてそうではない楽しみ方を見つけるというのも、写真の魅力だと思います。

この日は、西日がちょうど差し込んでくる夕方の撮影でした。
Elmarit 90mm F2.8による遠景ショットではなく、オールドレンズのSummilux M50mm f1.4 1st 貴婦人を使ったショットもいいなと感じます。
2022年の渋谷の街を、1960年代のレンズで残すという楽しみ方です。

地上に降りて、京王井の頭線の連絡橋から。
コロナ前は、外国人の方が写真を撮る姿がよく見られましたが、今はほとんどいらっしゃいません。外出している人、増えましたね。


Leica M9と、Summilux M50mm f1.4 1st 貴婦人の組み合わせは、気軽に街スナップをするのに、軽快な組み合わせです。このセットに、90mm画角のレンズ エルマリート F2.8を1本持ち歩くと、いろいろなシチュエーションに対応できるので、撮影の幅が広がります。

1メートル以内は撮影できないですし、ISOの限界で暗所の撮影も苦手。
それでも持ち出したくなる、魅惑的な組み合わせです。
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