つい先日に手放したLeica M10。僕の短いライカ人生の中ではあるが、1年半の間、主力のマシンとして活躍してくれた。売却後、買い替えた機種は上位互換にあたる「Leica M10-P」。
スペックや搭載しているセンサーも同じで、得られる画そのものには変化がない。なので、これからも同じ写真は撮れると思うのだが、ここは長年共にしたM10への手向けということで、ラストショットをしっかりと残しておこうと思う。
Leica M10のラストショットを撮りに繰り出したのは、渋谷。
開業間もないMIYASHITAパークを中心にぐるっと渋谷に行ってきた。
M10ラスト ストリートスナップ
この日のベストショットは、サムネイルにもなっているこちらの写真。
渋谷駅前周辺にあって今なお昭和感の漂うのんべい横丁。再開発の煽りを受けてもレトロな雰囲氣を醸し出すこの裏通りで撮った一枚。
コロナ禍でも渋谷の人手はとても多く、たまたま人の切れ間と、カップルが肩を組む瞬間を逃さないと思い、すかさずシャッターを切った。
M10ラスト散歩で、こうした良いショットが撮れたのは偶然だろうか?

別のアングルから。
真昼間だが、のんべえ横丁の街並みと、肩を組んで歩くカップルが、すでに千鳥足のようにも見える。

こちらは、新スポットMIYASHITAパークにて。スナップ。



ぐるっと渋谷を散歩。


以上。M10売却前日の正真正銘ラストショット。
Leica M10は、M型デジタルで初めてフィルムライカと同じ厚みになった記念すべきモデル。これまでのM型デジタルと異なり、暗所でも破断しないセンサーや、ISO感度の高さなど、デジタルライカの完成形を見た気がする。何一つ不自由はなかったのだが・・。
M10 を手放した理由については、また別の記事で書こうと思っている。

撮影機材
カメラ: Leica M10 ブラックローム
レンズ: Summilux M50mm F1.4 ASPH.
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