ライカのヘビーユーザーなら誰もが一度は憧れるであろう(?)黒バッジ交換。この度ついにわたしにもチャンスが訪れまして、Leica M9の黒バッジ交換をチャレンジしてみました。
※交換は、自己責任でお願いします。本記事は黒バッジ交換を推奨する意図ではございません。なお、本記事によって生じた如何なる故障・損害、またはその他の事象について、当サイトでは一切の責任を負いかねます。また本記事閲覧は本事項に同意したものとします。ご了解のほどお願いします。
準備するもの
- 黒バッジ
- M型Leicaボディ(M240)
- ゴム
- ピンセット(あると良い)
以上です。

重ねてイメトレをしています。
1.黒バッジ

さっそくこれが一番ハードルが高いです。一時期は流通していたようですが、最近ではめっきり見なくなりました。
オークションサイトや、海外のeabyなんかにあるようです。ちなみに僕はヤフオク!で偶然ゲットできました。根気強く探してたください。たまに正規修理品が出回ります。
どうしても入手困難な場合には、塗装も検討しましょう。
2.M型Leicaボディ(M240)
ともあれ、コイツがないことには始まりません。この記事を読んでいるようなライカヘビー層の皆様に説明は不要だと思いますが、一つ注意点としては、Mシリーズはほぼ共通のバッジが使用されているんですが、M240系のみバッジの大きさが異なります。
今回はLeica M9なので、汎用的なノーマルタイプに相当します。当然、SLやQや、その他のライカでトライされる場合には、必ずバッジの大きさを測ってからチャレンジしてください。
⒊ゴム
なんと表現すればいいのかゴム製のなにかを用意してください。キッチン用品にあるような瓶のフタを開けるようなもので構わないです。
僕はドン・キホーテに売っている筋トレ用のゴムバンド(強)を使いました。笑
⒋ピンセット
なくてもいけますが、あると便利です。貼り付ける際のロゴ位置の微調整に使います。
ライカ赤バッジの外し方
さて、いよいよ本題です。
ライカの赤バッジは、なんと強力な両面テープで接着されています。高級ブランドが…とツッコミたくなる気持ちをぐっと抑えて臨みましょう。
両面テープなので力が加わるとロゴは回転します。この回転の力を使って、両面テープの粘着をねじ切るイメージになります。
ただしこの両面テープ、粘着力がすさまじく強力で根気強さが必要です。さすが天下のライカ様御用達の両面テープです。僕はひとりで約10分。汗だくになりながらやりました。笑
赤バッジにゴムを当てつけて
時計回り(反時計回りのいずれか)に回転。が、ぴくりとも動きません。
ひたすらこれを繰り返してください。
根気強く、何度も何度も押し当てていると…

お、ちょっと斜めになってる?
コツとしては渾身の力はいりません。小刻みに何度も何度も回すという感覚です。
補足ですが、見てお分かりのとおり、ゴムの成分が黒いボディにやたらと付着します。レンズキャップは閉めてやりましょう。ゴムから大量のカスがでます。これは悪い例です。


おおお…きてる、きてる!
だいぶ回転してきました、ここまできたらあと一息!

最後は一気に!
見事にぐるりと回転しました!

あとは軽い力で外れます。

両面テープのカスが貼り付いています。

この粘着物はアルコールなどを使ってきれいに剥がしていきます。

きれいになりました。

仲良くツーショットです。
あとはピンセットを使って、新しい黒ロゴを貼り付けたら完了です。
僕の黒バッジは裏面に両面テープがあらかじめ付いていました。
完成した姿がこちらです


なんとも精悍な顔つき。

ズミルックス1stをつけて、もう1ショット。イケメンが、さらにイケメンになりました。
採光窓と黒バッジが最高にクール。
まとめ
強い力で押し付けるのではなく、小刻みに何度も何度も回すイメージで。
繰り返しゴムを当てていると、滑ったときの摩擦で、ロゴが傷みそうですが、幸い僕の赤バッジは無事でした。
ついにカスタムライカに手を出してしまいました。我ながら、作業中はこんな高級品に何をやったんだ?という感覚に苛まれたりもしましたが、完成してみるとやってよかったなと思います。ようやく自分のライカになった気がします。
この記事を読んで真似される際は、自己責任ですお願いしますね。
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