動画性能やいかに?
初代LeicaSL(typ601)は、動画機能が備わっています。
2400万画素センサーが搭載されているため、30fpsですが4K動画も撮れてしまいます。
これだけでM型ライカと明確な差別化になります。繰り返します。
お持ちのライカMマウントレンズ資産で動画が撮れるんです!
とはいえ、Leica SLの弱点として、ボディ内手ブレ補正がないこと。
一部のレンズ、例えば標準レンズであるバリオエルマリートL 24-90mmを使えば、レンズ内手ブレ補正が搭載されているのですが、僕が待つSIGMAはレンズ内手ブレも非搭載。当然Mマウントレンズも非搭載です。
そんなLeica SLの動画機能が実用に耐えられるのか?
検証してみようと思います。
撮影環境
初代Leica SLは、外部出力の場合、4:2:2/10bitの4K画質撮影が可能ですが、SDカード記録時は4:2:0/8bitとなってしまうようです。V-Log L撮影後、Final Cut Pro Xを使って加工しています。
撮影したコーヒー動画はこちら
僕のもうひとつの趣味であるコーヒー。
毎朝淹れるシーンを撮影しています。
コーヒー豆は、専門店でその場で煎ってもらっています。コーヒー豆は焙煎後、徐々に味が変化していくので、味のエイジングを楽しんでます。
いかがでしょうか。
動画版RAWデータといわれるV-Log Lは、色味調整の幅が広いです。
そのため、如何ようにも着色調整が可能です。写真のイメージが強いライカですが、Leica SLシリーズであれば、最新フォーマットで動画を楽しめちゃいます。
あとちょっと惜しいポイント
V-Log Lが撮影できるのですが、SDカードで記録できるのは8bit RAWまで。スタジオ撮影でもない限り、外部出力機材を持ち歩くのは現実的ではないため、実用では10bit は、今のところLeica SL2か、Leica SL2-Sの特権といえそうです。
また4K動画も30fps という上限の制約があります。60fpsを使うのであれば、同じく上位機のLeica SL2シリーズが必要となります。
やっぱり手ブレはほしいところ
そして手ブレ補正がないため、三脚固定のアングルか、ジンバルが欲しくなります。特にMマウントレンズはボディもレンズも手ブレ補正がないため、直にブレが伝わってしまいます。
まとめ
いろいろと書きましたが、Mマウントレンズで4K動画が撮れる。
これだけでとっても嬉しいポイントです。
動画特化の最新機種には、性能面では及ばないものの、ライカというブランドを使いながら、ふとした瞬間に動画が撮れるのは、M型にはない魅力でしょう。
撮る予定がなくても、撮れてよかった〜!と思う瞬間に、何度か直面しました。
1台でマルチにこなせるライカ。
それがLeica SLの魅力ですね。
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