2019年の夏、台湾旅行に行ってきた。
このとき持ち出したのは、Leica M10とズミクロン35mm ASPHのセット。
いさぎよくカメラとレンズ1本で勝負する。この組み合わせは、個人的にいちばんお気に入りで、おそらく最も出動回数が多いと思う。 休日でもほとんどこのコンビを持ち歩いている。
せっかくなのでフィルムライカも持ち出したかったのだが、バックパックだけで旅したかったので、かばんの積載容量の問題でしぶしぶ断念した。
Leica M10 × Summicron 35mm ASPHの作例。やはり海外旅行は35mmが扱いやすいと感じた。このときはJPEG+RAWで撮影。JPEGはすべてモノクロモードで撮影した。なのでカラーの写真は、RAW加工したものをJPEGで書き出している。
定番の観光地 九份(キュウフン)
「千と千尋の神隠し」の舞台として有名な観光スポット。九份(キュウフン)。宮崎駿監督がインスピレーションを受けたというのも頷ける。独特な世界観。

劇中に登場する湯婆婆(ゆばーば)の住む茶屋のモデルとなったといわれる料理店。

提灯があちこちにあって、異国情緒を漂わせている。
日本の群馬県伊香保温泉にどことなく似ている印象を受けたが、もっと階段だらけで、もっと狭い。そして。人多すぎ。さすが世界中の観光客が集まる人気スポット。欧米、アジア系、さまざまな人種が見受けられた。


裏路地を抜けたところにひっそりと、聖明宮という寺院を発見。表通りと打って変わって全く観光客がいなかったのでおすすめ。
そして、最近人気の十分(シーフェン)
現役の鉄道が走り、その線路の周囲に屋台が立ち並ぶ、こちらも人気スポット十分(シーフェン)。ランタン上げが有名。

観光客が、縦横無尽に横断したり、寝そべって写真撮影したりしているのだが、この線路、いまでも実際に電車が走っているのだ。

信号機も現役でバリバリ稼働している。小一時間ほど滞在したが、電車が見られたのは1度きり。本数が多くないとはいえ撮影を楽しむ観光客の背後からは電車が・・。日本では考えられない光景。


そして、願いを書いて飛ばすと、それが叶うという有名なランタン飛ばし。ここ十分の名物だ。



数多くのランタンが大空に舞っていた。
今回行ったのは、日中だったが、夕刻〜夜にかけても幻想的な光景が広がるそうな。
台湾のナイアガラ、十分瀑布
近くにある十分瀑布にも行ってきた。


長い吊橋を渡って。(これが結構ゆれる。)

お土産屋を抜けて、少し歩くと、

たどり着いたのは大迫力の滝。十分瀑布。別名「台湾のナイアガラの滝」ともいわれているらしい。この日40度近い気温だったのだが、滝のマイナスイオンのおかげでひんやり。
自然のクーラーを味わうことができた。

台湾らしい写真

十分にあるランタンのお土産。

この旅では、撮影に集中すべく、Leica M10の背面カバーを常時装着状態で回った。基本、撮れた写真を確認するのはホテルに帰ってからのみ、という意気込みで臨んだ。

結果として、ピンぼけや手ブレの写真。ああ、撮り直ししたいな。と思う写真も量産された。しかし、ピントがあっていることがいい写真なのだろうか? 手振れしてないことがいい写真なのだろうか? まだまだ記録写真から脱していない証拠だと、自分で痛感する。

記録写真だけならばiPhone、スマホで十分だ。ほとんど失敗なく、その場を残せる。Leicaを使う意味はそうではなくて、ピントずれしても、手ブレしていても、感性に訴えかける写真は撮れるはずだ。
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